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お知らせ
弊社のコンストラクションマネジメント(CM)について
工事監理における現況と弊社CM方式導入後の比較
(1)工事監理の現況(一般的に最も多い一括発注方式のケース(CM方式を導入しない場合))
☆一括発注方式の事業フロー
1、設計 | 設計者は、発注者の希望・予算を踏まえ、設計図書および概算見積を作成。 |
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2、発注 | 発注者は、設計図書に基づき工事費の算出をゼネコンに指示(一般的に特命の場合は特定のゼネコン。競争(入札、見積合わせ等)の場合は、数社より技術提案と共に見積をとりゼネコン選定のための材料とする)。工事費の確定後、当該ゼネコンを元請として工事請負契約を締結。 |
3、施工 | ゼネコンは、設計図書に基づき工程や施工図を作成し、専門工事業者を下請として施工を行い、併せて工程管理、品質管理を行う。また設計者による設計監理も行われる。 |
☆問題点
1、発注者として実際の設計や施工において最善の品質、コスト、工期が取られているかどうか分からない。また、コストの内訳がよく分からない。
⇒発注者は、設計者やゼネコンがどれだけ利益を得ているか等のコスト構成を把握することが出来ない。
2、入札や見積合わせの場合、ゼネコン同士の談合が行われたり、設計者とゼネコンとの不透明な関係があり、 例えば本来、設計者が行うべき実施設計業務を実際はゼネコンが行ったり、設計監理についてはゼネコン任せで行ったりする代わりに、他の工事で当該設計者より当該ゼネコンが担当施工会社として推薦されたりすることが一般的によくある。
⇒発注者を無視した不透明な業者関係 ⇒コスト面の不利益 ⇒品質面のダウン ⇒安全面の不安定さ
(2)弊社CM方式導入後の状況(弊社CM方式を導入した場合)
☆CM方式の事業フロー
1、設計 | 弊社において、設計者に対して品質面・コスト面・工期面等から必要なアドバイスを行ったり、設計を見直してコスト低減の提案を行ったりします。 |
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2、発注 | 弊社から本工事における工事発注区分や発注方式の提案を行い 特に取引ゼネコンに対する適正な選定方法についてのアドバイスを行います。 また、工事見積査定により、発注者のご予算を鑑みた最上の品質確保と、コストダウンを行います。併せて工事金額決定後の契約における契約書の内容(支払条件)等についてもチェックを行い助言いたします。 |
3、施工 | 弊社において、ゼネコンと専門工事業者の調整や工事の工程監理(ゼネコン作成の工程計画のチェック)、施工図のチェックなどを行います。発注者からゼネコンへの工事費の支払いについては、特に出来高による中間払いが契約にある場合、弊社がゼネコン等よりの出来高に関する報告書と請求書をチェックし、適正なものか確認し発注者に報告の上、状況に応じ施工者に対して工事進捗や請求金額等について指示いたします。 |
☆メリット
1、弊社が実施設計段階より参加することにより、施工面・コスト面・品質面(機能性)などから設計の検討支援を行うことが可能であり、これにより設計段階より効率的な新工法の採用の提案など工期の短縮やコスト削減を推進することが可能です。
⇒発注者は、実施設計の段階からコスト、工期、品質の詳細を把握することができ、発注者が意図されている費用対効果のバランスが取れ、顧客へより大きなアピールをすることができる建築物を建築することが可能となります。
2、業者間の不透明な関係、談合の排除による発注者メリットの追求
⇒弊社は発注者に不利益を与え、建築物の品質ダウンを招く、業者間の不透明な関係・談合を徹底排除し、プロジェクトの主役は発注者であることを関係各社に周知徹底し、発注者の意思代行の立場として、工事プロジェクトを推進します。
新事業の内容「自社にとって何が新たな取組みであるのか」
(1)SFMの概要
SFMは、学校向けのファシリティマネジメントサービスである。ファシリティマネジメントとは、経営の視点から、建物や設備などの不動産の保有、運用、維持などを最適化する手法のことをいい、資産に関わる適正なコストを実現するとともに、働く人にとって魅力的な施設を実現する。
民間企業においては、ファシリティマネジメントサービスの利用企業も一部存在するものの、学校ではほとんど利用されていないのが現状である。学校は校舎などの建物、グラウンド、体育館などの施設を総合的に検討する必要があり、民間企業向けのファシリティマネジメントサービスをそのまま学校に導入するのは困難である。
弊社は、この点に目をつけ、過去の学校法人との取引実績で蓄積した学校ならではの資産(施設)管理のポイントや学校のニーズなどを踏まえて、今までにない学校法人のニーズに合ったファシリティマネジメントサービスを開発提供する。(従来提供しているコンストラクションマネジメントよりもサービスの提供範囲が広くなっている)
(2)SFM導入に伴う自社の事業別売上推移
※当社としてはSFMの新規売上獲得を図るとともに、SFMの提供に伴うことによってCMの受注拡大も目指している。(まずはCMから試してみたいという顧客を獲得)
(3)SFMの顧客別年度別獲得計画
顧客名 | H26年度 (3年後) |
H27年度 (4年後) |
H28年度 (5年後) |
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学校法人A(※) | 3,000 | 3,000 | 10,000 |
学校法人B(※) | 3,000 | 3,000 | 10,000 |
学校法人C(※) | 3,000 | 3,000 | 10,000 |
学校法人D(※) | 3,000 | 3,000 | 5,000 |
学校法人E(※) | 3,000 | 3,000 | 5,000 |
学校法人F※) | 3,000 | 5,000 | |
学校法人G(※) | 3,000 | 10,000 | |
学校法人H(※) | 3,000 | 5,000 | |
学校法人I | 3,000 | 5,000 | |
その他(3校) | 3,000 | 15,000 | |
SFM合計 | 15,000 | 30,000 | 80,000 |
※1.SFMの売上獲得実績は平成26年度よりと計画している。
※2.新規主要ターゲットしている9校を記載している。
※3.(※)印のついている顧客は既にCM、建築設計、見積審査などのサービスで取引実績のあるところである。