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土木CM
土木CM
弊社の土木分野におけるCM業務は、公的プロジェクトにおけるCM業務、民間プロジェクトにおけるCM業務に大別されます。
見積査定業務は建築分野と同様です。
公的プロジェクトにおけるCM業務
特徴は、技術系職員が少数または全く在籍していない、あるいは技術系職員が多数の在籍する等様々な公的発注者の多様なニーズに応じ、よりフレキシブルに取り組めることです。
CM業務は主に3つの対象のマネジメントを行います。第一に「品質」・第二に「コスト」・第三に「工期(スケジュール)」です。
所謂、製造現場における「生産のQCD」と同義と考えて良いものです。
この3つのマネジメントの視点は土木公的CMだけでなく、土木民間CM、更には建築においてのCM業務で同様の考え方となります。
弊社が担当した公的CM実績としては、
①他建設コンサルタント会社が行った詳細設計の照査業務(設計内容のチェックおよび報告書作成・助言)、
②都市高速道路における大規模更新プロジェクトの事業促進PPP(Public Private
Partnership)があります。
①は地元住民説明等に関する客観性向上、工事価格の適正性向上を目的に架橋形式の妥当性、施工計画の妥当性、官積算内容の妥当性を照査し、庁内検討会の運営支援を行いました。
②は計画・設計段階においてプロジェクトに参加し、全体事業スケジュール調整、設計コンサルが算定した概算工事費の比較検討照査、関係機関協議においては交通量の算定他、種々な資料の検討・作成、協議参加を実施し、発注者と一体となってプロジェクトを前進させました。
①は少数の技術系職員、②は多数の技術系職員が在籍する発注者の実績です。
弊社はいかなる発注者でも、その考えを常に意識し、様々な課題に関して適切なコミュニケーションを図り、CM業務を遂行することが可能です
民間プロジェクトにおけるCM業務
特徴は、計画から工事に至るプロジェクトを一気通貫で対応出来ることです。
特に民間プロジェクトにおける発注者は「技術系職員が少数または全く在籍していない」発注者がほとんどです。
公的発注者のニーズとは異なります。
また、施工者も建築に比べると発注者側のマネジメントを受ける経験が不足しているケースが多いです。
そのためより業務範囲は細部に渡るケースが多々あります。
実績としては、
①メガソーラー発電所建設工事に関するCM業務、
②土砂災害特別警戒区域(通称:レッドゾーン)対策工事CM業務、
③学校グラウンド改修工事CM業務等があります。①は施工段階よりCM業務を実施しています。
②は計画段階よりCM業務を実施、③は計画・設計・施工の様々な段階で実施しています。
弊社は公的プロジェクトの発注者支援業務(施工管理業務)を過去に主業務としてきた経緯があり、それを進化させてCM業務に取り組んでいます。
土木工事に限らず建築工事他全ての工事の特徴として、完成後不可視となる工種が多数あります。
施工者に施工計画書の提出を求め、品質・コスト・工期(スケジュール)に着目し適切な工事実施がなされていることを
常に発注者の立場でマネジメントすることが肝要です。
計画・設計段階においても常に工事段階を意識することで、早い段階からコスト・工期(工程も含め)で適切であるかを把握し、取り組んでおります。