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CM活用のメリット

CM活用のメリットについて

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昨今の建設プロジェクトは複雑化してきており、調整・マネジメントの業務量は膨大になっています。また、透明性や説明責任の確保という新たな社会的要請も生じており、発注者側にとって、建設プロジェクトを円滑に遂行していくことは大変困難な状況となっています。

建設プロジェクト推進のマネジメントに専門性を持つ弊社は、設計者や施工者とのやり取りなどを発注者に代わって行うことで、発注者の負担が低減するほか、発注・設計・施工といった各段階での品質・コスト・スケジュールの最適化につなげられます。

1.品質マネジメント

弊社が参入することで弊社の建設プロジェクトへの知見やノウハウにより、発注者側の技術的専門性の補完だけでなく、円滑な合意形成や意思決定をおこなうための発注者支援が可能となります。
発注者側には建設プロジェクトに関して社内の合意形成を図ったり、施設の仕様や設備などの要求事項についての妥当性の高い判断をするために、技術的知識が必要になることが多々あります。
弊社が発注者側の支援することで、設計者や施工者からの専門的な提案・説明のメリット・デメリット、費用、スケジュールなどの判断材料の提示や、技術的な知識や情報の補完といった、円滑で迅速な意思決定を促進します。

また、設計施工分離発注方式、設計施工一括発注方式(DB方式)他、様々な発注方式からプロジェクトに最適な方法を選択する支援が受けられる等、設計者・施工者を選定する際の発注図書や要項書の作成、評価基準の策定といった助言、支援が得られることができます。
建設プロジェクトの最適な発注方式や設計者・施工者の業務実績や技術力を選択することが出来ることで、高い品質を確保することに繋がります。

2.コストマネジメント

建設プロジェクトでは、計画段階での予算を工事費が大幅に上回る事態も起こりがちです。弊社は、建設プロジェクトのコストに専門性を持つ技術者が精度の高い建設予算の策定を行うほか、的確なコストマネジメントを実施することで工事費の超過を未然に防ぎます。

工事費予算の立案支援や、見積精査・VE(バリューエンジニアリング)提案などによるコストコントロールなどを行い、プロジェクトの各段階で予算と実際にかかる工事費のズレが減少するように助言します。
そのため、従来方式の建設プロジェクトに起こりがちな、計画が進むにつれてコストが増大するといったリスクを予防できます。
最終的には、設計者や施工者ではなく、「発注者の考える最大の費用対効果」実現を目標とします。

具体的には、弊社の建築、設備、電気、土木の専門技術者が、計画・設計・設備、施工等について仕様やグレード、工法等が適切かどうかを確認し、建設プロジェクトのコスト監視を行うことで、発注者側の専門知識や交渉力が補完される他、予算超過などによる望まない仕様変更や品質低下をともなうコストダウンといったことを防ぐことができます。

(用語説明)
VE(バリューエンジニアリング)とは、建設プロジェクト他で広く用いられる「価値向上のための手法」で、価値工学ともいわれます。
V(価値)=F(機能)/C(コスト)の公式において価値を向上させることで実現します。
なお、機能が下がっても更にコストを下げることで価値を向上させることはVEではありません。

3.スケジュールマネジメント

弊社は、建設プロジェクトの進捗管理において、発注者の考える計画全体スケジュールの最適化や工期短縮の提案等が受けられます。

企画、基本計画・基本設計、実施設計、施工といったプロジェクトの各段階を踏まえた計画全体の進捗を管理するマスタースケジュールを策定し、プロジェクトの進行を可視化し最適化を検討し実現いたします。

さらに、施工者の提案するスケジュールの検証を行い工期短縮や最適化の提案等を行うなど、プロジェクトのスケジュールの積極的なハンドリングを行うことで、しっかりとしたスケジュールマネジメントを行います。

具体的には、建築資材や設備機器等の納品期間や業界調達状況を把握している弊社技術者が携わることで、早期の調達計画の検討による先行発注等の実施により納期の遅れの発生による工期遅延を未然に防ぎ、さらにはコンカレントエンジニアリング(複数の業務を同時進行で行う手法)による工期短縮を図ることなどが出来ます。